グレーゾーン金利撤廃の現状と展望part2(2006年8月記事作成9月加筆)

アエル業務停止

アイフルに続いてアエルも全店業務停止という厳しい処分を受けた。今回の処分は違法な取立てに関するもので、支払い義務のない家族などへの取立てなどが理由。金融庁は秋の法改正に向けてかなり本気の姿勢を見せており、今後も厳しい対応が続きそうだ。秋の法改正後、金融庁の目指す業界のあり方が見えてきた。

業界団体への加入

さて、金融庁の目指す業界規制のプランが見え始めてきた。法改正は利率に関するものだが、その裏には多重債務者の問題が存在する。消費者金融大手5社は自社ルールで4件以上の借り入れがある人には貸し出しを行っていない。しかし、中小の会社は8件程度まで貸し出すところも少なくない。

この多重債務問題に規制を設けるべく、金融庁は消費者金融会社などに業界団体の加入を促す。現在のところ業界団体への加盟を義務付けられているのは弁護士などだけだ。おそらく法的には加入義務を設けないが、加入業者への優遇措置などで加入を促すだろう。

さて、業界団体の規制内容だが法令順守はもちろんの事、多重債務者対策として現在大手が設けている基準並みのルールを適用するだろう。具体的には5件以上の貸し出し禁止、または総額200万円以上の貸し出し禁止などが予想される。このルールは銀行ローンなどにも適用される可能性が高く、今後は200万円以上の借り入れは厳しくなるかもしれない。

アコムへの抜き打ち検査

8月23日金融庁がアコムへ異例の抜き打ち検査を行った。アイフルへの全店舗に対する業務停止命令に続いて大手消費者金融への厳しい対応、異例中の異例との報道が相次いでいる。

さて、今回問題になった主な行為は視覚障害者への貸し出し方法と報道で取り上げられているが、それ以外にも保険証など顔のわからないIDによる本人確認を行った行為も問題視されている。ちょと驚きだが、保険証ってIDとして借金の際に使えるものと思っていた!特に社会保険証や共済保険証などは正社員や公務員である事を示すのに有効だからだ。どうやら顔写真付きのIDでなければ問題らしい。

ちなみに管理人は某大手消費者金融を訪れた際に隣にいるお婆ちゃんと社員の身分証明書に関するやり取りを聞いた事がある。
お婆ちゃん:「スーパーの会員証とかしかないんですが、いいんでしょうか」
社員:「おばあちゃん、他に保険証とかないですか?ちょっと持ってるカード見せてもらってもいいですか?」
社員:「おばあちゃん、この病院の診察券でいいですよ」・・・

っていいのか?っと疑問に思った事を思い出した。

上にも書いているが金融庁は規制強化に向けて相当に本気だ。今後も秋の国会に向けて業務停止、抜き打ち検査を受ける業者が出てくる事が考えられ、各社対応に追われているのが実情であろう。

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